前職(精神保健福祉センターデイケア)での最後の4年間、就労支援を担当した。
現場に出向いての個別支援を重視した、デイケアの就労支援としては当時珍しいものだったと思う。
デイケア施設内でのプログラムを改良する一方、外にも出てゆく。メンバーも大変だがスタッフも努力した。

職場実習やハローワークへの同行はもちろんのこと、必要あればジョブコーチ同様に職場にも行った。
作業の遅さを問題視されていたメンバーの隣で同じ作業をさせてもらったことがある。
・・・私のほうがずっと遅かった。思い出すと冷や汗がでる。

幾人ものメンバーが、パートではあるけれど一般企業で働きはじめた。
6~7年たった今、すっかり会社になじんでいる人たちがいる。
企業家や会社の方々とは今もお付き合いがある。メンバーのことでではない。別件で連絡を下さったり、クリニック主催のイベントにひょっこり顔を出してくださる方もあって、とても嬉しい。

それまでの私は、会社とはお金を稼ぐための装置だと思っていた。
しかし私が出会った企業家たちは、経営を大切にしながらも会社という仕組みを通してもっと先を見ておられた。