今年度の関係機関見学会が始まった。就労支援機関を中心に、見学してゆく。

当室のメンバーは就労希望者ばかりではない。また、いつかは働きたいが今ではないという人も多い。クローズ就労希望で支援つきオープン就労を好まない人もいる。

それでも、「こんな支援もある」という情報に接しておくのは大切だと、私は考えている。
メンバーから「就労支援機関や制度のことをもっと早く知っておきたかった」「デイケア以外にどうしたらいいのか分からなかった」「支援があると分かるだけで安心する」などの声をきいてきたから。

もちろん一般企業で働くばかりが人生ではない。ほかにもいろんな道がある。
でも、支援を知らずに「無理だから」とあきらめた人にとっては、再び可能性が広がることだってある。

早く働くほうが良いという意味でもない。働くのはその人に応じた時期がよい。それまでゆっくり過ごしたり、デイケアやB型事業所(作業所)を利用するのもよい。
その後の進路のイメージをもっていれば、次のステップにいつ進むのか、考えやすくなる。

クローズ就労もよい。ただ万一それで行き詰ったとき、支援つき就労の知識はセイフティーネットになる。

だから、「利用しなくてOK。知識として知っておくのが目的です」と見学会を案内する。
実際のところ、すぐ利用する気のない段階で見学できる機会は、そうそうないのだから。

見通しの分からないままに勧められた機関に「振り分けられる」のではなく、自分で知り考え相談しながら支援を「選ぶ」ようであってほしい。


先日は京都障害者職業センターと京都障害者職業相談室を見学した。
メンバーと家族と一緒に訪問。職員さんが4人で担当してくださって、とても丁寧に対応していただいた。
現在の雇用状況や、支援内容の説明のあと、たくさんの質問にひとつひとつ答えてくださった。

今年度の見学会は就労移行支援事業所(当事者の体験談含む)、府立高等技術専門校、就業・生活支援センター、認知機能リハビリテーション体験と続く予定。