「精神科外来診療所研究会」の演者として、話す機会をいただいた。
私が昔から尊敬するK先生が自腹を切って開催されている、京都では知る人ぞ知る研究会だ。
K先生は診療とともに、薬害や公害、環境問題分野でも活動され、今は原発問題に力を入れておられる。

研修医時代、何度も診察を見学させていただいた。
薬に造詣が深く、種類も量も絞り込んだシンプルな処方と、的確な生活指導。深入りをしないあっさりした治療関係なのに患者さんからの信頼が篤かった。

今年80歳になられたK先生は、活動報告をした私に「あなたの夢は何?」と尋ねられた。「若い人には夢を持ってほしい」と。
私の夢はまだ形が見えない。日々の仕事に取り組むうちに、だんだん形が見えてくるものだと思っている。
でも忙しくしていると、夢の形を追うことを忘れそうになる。

K先生はそんな質問をしてくださる方なのだ。